小松崎こんにちは!
石岡市で理容師と美容師
夫婦サロンLegareをしている
オーナーの小松崎です
ツーブロックをオーダーする時に「刈り上げの長さどうしますか?」と聞かれて、困ったことはありませんか?
普通は6mmでやられる方が多いですよ!
短めが3mmですね!
言われた経験あるかもしれませんが、実はこの普通は6mmが失敗の原因です。
今回はツーブロックの刈上げの長さについてお話していきますね。
ツーブロックの刈り上げの普通ってどれ?
まずこれはツーブロックに限ったことではないんです。
スッキリ刈り上げてベリーショートにする場合も同じです。
- そもそも普通の長さって何?
- 普通って何?
- 普通の髪型ってどれ?
そうなんです普通なんてないんですよ。
髪質と好みによって別れるのですが・・・好みは人それぞれですから!!!
とよく言われて結局「正解はないのかい!」って話になっちゃうんですよ。
でも髪質は好み関係なく正解に近いものがあります。
髪質の違いって何?
髪質とはそもそも持って生まれたものです。
生まれた時点でどの髪質になるか決まっています。
直毛 くせ毛 硬い 柔らかい
大きく分けて四種類、それらの組み合わせで髪質は決まります。
- 直毛×硬い
- 直毛×柔らかい
- くせ毛×硬い
- くせ毛×柔らかい
もちろん癖の出方も人によって違うので、実際はこれ以上に細かく分けられます。
今回は分かりやすく四種類にまとめます。
太い 細いとかもありますが、今回はあえて考えないでいきますね。
同じ直毛でも 直毛×硬い 方と 直毛×柔らかい 方は全く違います。
ここにくせ毛の方も合わせると、もうひとりひとり違う。
同じ 6mm のバリカンを入れたとしても見た目は変わってきます。
同じ直毛だとしても全く正反対に見えてしまう。
「普通」という長さが決められない理由はこれ です。
もし 「普通はこの長さですよ」 という言葉が出たら、早く事前のカウンセリングを終えてカットに入りたいはず。
- 急いでるのかな?
- この後ご予約詰まってるのかな?
- お客様待ってるのかな?
このどれかの可能性が高いので注意ですね…(怒られるので小声で笑)
ツーブロックの刈り上げの長さの違い
長さの普通がないとなると、じゃあ実際に長さを変えるとどう違うの?って気になりますよね。
ただし、ここはとても大切なポイントです。
「何mm」だとこう見えるっていうには人によって違うので、一概には言えません。
もちろん目の前でカウンセリングできれば、
お客様の髪質だと6mm以下だと青く見えますよ
9mm以上なら青さが出にくいですよ
などはっきり言えるんですけど、ブログだとそこまで個別に断言はできません。
よくある普通の長さの言い方
刈り上げ部分の長さどうします?って聞かれて迷っていると言われる
- 普通は何mmですよ!
- 最近のツーブロックは何mmが流行ってますよ!
こうやっておすすめできる方すげー・・・と思っちゃいます。
よく言い切れるな・・・人によっては嘘つきになっちゃうけど大丈夫なのかな・・・
と、いらん心配をしてしまうほどです笑
何を基準に普通というのか僕には全くわからないんですよね。
バリカンの長さは何を基準に決める?
ここで基準になるのは、一般的なサロンで使われるバリカンの長さです。
海外製のバリカンだと少しずれたりもします。
実は決めるべきことはたったひとつ。
刈り上げ部分が「青々しく見えたほうがいい」のか、
「青々しく見えないほうがいい」のか。
これが全てと言っても過言ではありません。
そもそも青くなる刈り上げとは?
短い長さで刈り上げをすると、地肌が透けて見えるようになります。
髪の毛が長くなれば防げるし、短くなれば目立っていきます。
わざと青々しく見せたい場合もありますが、見せたくない!!!という方のほうが圧倒的に多いですね。
青くなる刈り上げの目安は?
髪質によって毛の生えてる密度によって変わるのですけど、どんな髪質の方でも必ず青く見える目安があります。
どんな髪質でも共通する基準はこの2つ
3mm以下→確実に青々しく見える。
9mm以下→青くならない
この間で髪質によって見た目が変わるんです。
3mmの特徴
刈り上げの長さ3mmはどんな髪質でも青々しく見えやすい長さ
- 6mmで青くなる方もいる
- 4mmでもそんなに青く感じない方もいる
でも、3mmで長すぎる見た目になることはほぼないんです。
むしろ「短すぎない?」と感じる方のほうが多いぐらいです。
なので短めが3mmというのはあながち間違いではない・・・が全員にそれを言うのは・・・やめましょうぜ
9mmの特徴
逆に9mm以上になると、大体の方は青々しくはなりません。
6mmだと直毛×柔らかい方が入れるとかなり短く感じるはずです。
最近流行りの韓国風ツーブロックは、間違いなく9mm以上ですね。
「普通は6mmですよ〜」と言ってしまうと、求めているスタイルと真逆になってしまうこともあります。
なぜ普通は〜とみんな言うのか本当に謎なんですよね。
なので3mm以下は確実に青々しくなり、9mm以上は青くならない長さ。
この違いを覚えておけば、それを基準にして上下して調節できます。
ここまでで「刈り上げの長さの違い」の基準は理解できたと思います。
でも実は、それだけでカッコいいツーブロックになれるわけではありません。
長さを決めてバリカンをぶいーんと入れると、昔のツーブロックの出来上がりです。
最近のツーブロックは長さを何mmと決めるともうアウトで、失敗しやすくなります。
じゃあどうやってオーダーすればいいのか?
ここからが本番です。
ツーブロックの刈り上げの長さオススメ
実はツーブロックの刈り上げ部分って正解が決まってるんですよ。
ポイントは長さよりも切り方(バリカンの入れ方)。
間違えると横が浮いて収まらず、いわゆるカッパヘアーの出来上がり・・・。
町中を歩いていても、まだまだ多いですよね。
カッパヘアーになりたくない方へ
横が膨らんで浮いている状態=カッパみたいな髪型。
それがカッパヘアーです正直ダサい・・・好んでなりたい方はいないはず
- なぜカッパになるのか
- 横が膨らむ原因はなにか
この辺りは別の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
ツーブロックの中の刈り上げの正解は?
ツーブロックの中の刈り上げの正解の切り方は結論から言うと
下を短くして、上に向かって徐々に長くする!!
これだけなんです。
例)ツーブロックの境目:12mm/下の部分:6mm


こんな感じで徐々に長くしていくことがメンズツーブロックの唯一の正解です。
なぜこれが正解なのか?
ツーブロックは流行りを通り越して定番になっている
これは僕に持論であり、そう感じてたりしませんか?
ですが10年前のツーブロックは、境目まで同じ長さでバリカンを入れるのが主流でした。
その結果、横が浮いてしまいカッパになってしまう方が急増してしまっていたんです・・・。
横が浮いてもいい!
カッパになりたい!!
という方はそのままでオッケーです。
でも
自然に収めたい!
整髪料を使わないで
まとまりやすくしたい!
という方は、この切り方しかありません。
見た目もぐっと上級者感が出ますからね。
街を歩いていて境目までバリカンを入れられて、カッパのツーブロックになっている方を見ると、可哀想でもったいないなあ・・・と感じてしまいます。
ツーブロックの刈り上げの長さの正しい頼み方は?
結局どうやって頼むのがいいの?って思いますよね。
でも今までの話をまとめると、切り方の正解はひとつだけなんです。
そこに自分の好みをプラスすれば完璧。
違いを出せる部分は、実はたった2箇所しかありません。
- もみあげ
- 襟足
そう、たったこれだけなんですよね。
具体的に言うと、
- もみあげを青くなるくらい薄くするのか、長さを残すのか
- 襟足を刈り上げるのか、地肌が見えるくらいにするのか、長さを残すのか
この2つを伝えるだけで、自分のイメージにかなり近づけます。
ツーブロックの頼み方の例
- ツーブロックで襟足ともみあげが薄くならないようにお願いします。
- ツーブロックであり足は地肌が見えるくらい、もみあげも薄くして大丈夫です。
ここで気をつけたいのが「3mmでお願いします!」と数字で頼まないこと。
特に初めていくお店では危険です。
なぜかというと、お店によってツーブロックの切り方が違うから。
まだ境目までバリカンを入れる古いやり方をしているサロンも少なくありません。
(低料金チェーン店なんかは、ほぼこのパターンです・・・内緒ですよ。)
担当してくれる方に
境目に向かって徐々に長くしてもらえますか?
と伝えてみてください。
これで「はい、分かりました〜」なら安心。
普段からそう切っている方です。
逆に「え??」と反応されたら、境目を短くしたくないことをしっかり伝えないと・・・カッパになります。
まとめ
ツーブロックの長さに「正解」はあります。
でも実際の仕上がりは、切る人の好みや技術、完成によって結構変わってくるんです。
だから一番大事なのは、数字を伝えることよりも「信頼できる担当さんを見つけること」
ここが近道なんですよね。
ブログやYouTubeで技術を発信している方なら、考え方や話し方が分かりやすいので安心。
「この人なら任せたい!」と思える担当を探してみてください。
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