カラーが痒いならヘアマニキュア

カラー染めたい!白髪が気になる!
だけど痒い…染みる…
だけど染めたい!白髪が気になる!


経験ありませんか?

カラーが染みたり痒かったりというのはカラー剤の成分ジアミンによるアレルギー反応です。

髪の毛を染める以上は避けられません…が!!

だったらジアミンを使わないもので染めちゃえばいいのでは??

それがヘアマニキュアですね。

今日はヘアマニキュアについてのお話です。

 


ヘアマニキュアとヘアカラーの違いはなに?

よく言われる白髪染め。
一般にヘアカラーで染めることが多いです。
ですがヘアカラーとヘアマニキュアはもちろん違います。


髪の毛の表面はキューティクルと呼ばれる膜に覆われています。
分かりやすいイメージは魚の鱗みたいなやつです。
1枚の膜ではなく何枚も重なって覆われています。
キューティクルがあることで摩擦や紫外線といったダメージから守られています。


そのキューティクルに対するアプローチが違うんです。

へアカラー

→別名 アルカリカラー
→キューティクルの膜をアルカリで一度剥がす
→過酸化水素と一緒に色素を中に入れる
→トリートメントなどで剥がれたキューティクルを補修

ヘアマニキュア


→別名 酸性カラー
→髪の毛を酸性(+イオン)にしてマニキュア染料(-イオン)とイオン結合させる


というザックリとした仕組みの違い。

分かりやすく言うと
ヘアカラー→髪の内側に染料を入れる
ヘアマニキュア→髪のと外側に染料を付着させる

この認識で8割以上正解です。
ここから先はマニアックな話になってくるのでいずれまた説明の機会を。


勘の良い方はこの時点で気付くはずです。
キューティクルを剥がして染めるヘアカラー
キューティクルの外側に色を付けるヘアマニキュア

…イメージすると単純ですよね。

そのとおりです!

ヘアカラーの方が傷みますこれは断言できます。
ここが大き過ぎる1番の違いですね。

ちなみに似てるものにカラートリートメントがあります。

どちらかと言うと
カラートリートメントは髪の内部
ヘアマニキュアは髪の表面

似てるようで仕組みは微妙に違います。
カラートリートメントのお話はいつか別の記事で。


ヘアマニキュアのメリット

手触りが良い
表面をコーティングしてあげる=手触りがいい

単純にこれ

さらにコーティングするということは…
コンディショナーやリンスと同じ効果。

シャンプーの後にコンディショナーしないとパサパサですよね?

逆にすると手触りが良くなるはずです。
ダメージから守ってくれる役割もあります。

ツヤ感も出ますからね。

ハリコシが出る
キュッキュッとした感じの仕上がりになる

手触りがいいからサラサラぺったんこになる…
わけでは無いんです。

これもコーティングの影響から。
髪の毛の表面につくので髪の毛+ヘアマニキュアの太さになるのでふんわり感が出やすくなります。

ボリュームが出ないな…と悩む方にもピッタリ

原色が綺麗に発色する

ピンクや紫やグリーンなどの明るい色がもう絵の具!?というぐらいに綺麗に入ります。

町中で前髪だけ紫の方とか見かけたことありませんか?

間違いなくヘアマニキュアで染めていると思われます。

ヘアカラーのピンクとヘアマニキュアのピンクは種類が違うんです。

アニメに出てくるようなはっきりとしたカラーにしたいならヘアマニキュアしかありません。

 

若者世代がやるにはブリーチしないと綺麗なピンクにはならないとは思いますが・・・。

もちろん原色だけではなくブラウンベースもヘアマニキュアにはあるのでご安心下さい。

 

頭皮に優しい

ヘアカラーが頭皮に染みる原因ジアミンが含まれていないので染めた後痒い!!!ということにはなりません。

ヘアマニキュアをする上で一番のメリットだと思います。

 


ヘアマニキュアのデメリット

明るくすることができない

ヘアマニキュアにはヘアカラーにある〇〇トーンという言葉がありません。
トーン=明るさのレベルなのですが色の種類しかないのです。

ヘアマニキュアで染められるのは

白髪
既染毛(カラーやブリーチなどをした髪)

この2つが綺麗に色が染まります。

ですが黒髪にも染まることは染まります。

ただ色がはっきり分からないのです。


例えば白い画用紙と黒い画用紙に色を塗る場合

白い画用紙→どんな色も綺麗に見える

黒い画用紙→一応塗れるけれど目立たない

こんな感じの仕上がりがヘアマニキュアも同様に出るんです。


ヘアマニキュアを黒髪に染めてよーーーーく観察すればほんのり色は乗っています。

でもやる意味はまぁ無いかなとは思います。


ちなみに色は染まらなくてもツヤ感を出すためにという方もいますね。


カラーチェンジが大変

 

今月赤で染めて来月緑で染める。

という方はまずいないかなと思いますがどうしても気分転換に色変えたい!となる場合

ヘアマニキュアは表面をコーティングしていると言っても色は残ります。

前回の残った色が邪魔をしてしまうんです。

 

赤い絵の具で染めた後に緑の絵の具で染めたい!

でも絵の具を入れるパレットに赤が残っていると赤と緑が混ざって若干赤緑になってしまいます。

赤緑にしたい場合はいいのですが緑にしたい場合はうーーーん・・・という仕上がりになってしまいます。

 

・・・と、こんな感じでせっかくのヘアマニキュアの綺麗な発色が邪魔されてしまうんですね。

期間をある程度あければ大丈夫なのですが短期間で色を変えたい場合は注意が必要です。

 


ヘアマニキュアの色落ちが不安

 

表面にコーティングするヘアマニキュア。

時間経過とともに少しずつ色が落ちていきます。

といってもこれはヘアカラーも褪色と言って色落ちするんです。

 

ヘアカラーの色落ち

→一度明るくして色素を入れた部分から色素が抜ける

→染めた直後より明るくパサパサした感じになる

 

ヘアマニキュアの色落ち

→染めていた色味が毎日少しずつ落ちる

→染めた直後より色が薄く染まった感じになる

 

ヘアカラーもヘアマニキュアも色落ちはします。

ただ色落ちの種類が違うのでヘアマニキュアのほうが色落ちが早く感じると思います。

個人差はありますがヘアマニキュアの効果は3週間〜4週間といったところでしょうか。

 

ヘアカラーで白髪を染めている方は毛先の色落ちよりも根元の白髪が出てきた時が気になるポイントという方が多いです。

その場合根元が気になる速さは同じく3週間〜4週間。

意外とヘアマニキュアとヘアカラーの気になる期間は同じなんです。

 


まとめ

 

ヘアマニキュアを散り扱いしているサロンは実は多くないんです。

メリット・デメリットの他に塗布の方法がヘアカラーより少し手間がかかるという面もあります。

 

大人数のサロンで効率よく仕事をこなすサロンでは不向きなのかもしれません。

ですがヘアカラー以外に白髪を染める方法があるということは選択肢の一つになると思います。

 

頭皮が心配でヘアカラーをためらっていた方には特におすすめです。

ヘアマニキュアに変えてから調子が良くなったというお声もよく聞きます。

是非参考にしてみて下さい。

 

 

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