白髪を染めたいなら決めること

白髪染めと白髪ぼかしのアプローチの違い

 

石岡市の理容室と美容室の夫婦サロンLegare(legareishioka)の小松崎です。

 

先日来られた初めてのお客様とのカウンセリング時の会話でこんなことがあったんですよね。

 

「白髪を染めたいんですけどいつも明るくなりすぎちゃって」

「白髪の部分ははっきりと染まったほうがいいですか?

それとも、うっすら染まるくらいでいいから周りをを明るくしてぼかしたいですか?」

「え!?そんなこと聞かれたことない!!」

「!?」

 

とLegareでは必ず確認することを確認されたことがなかったようでした。

ここを確認しないと希望の色には間違いなくならない、またはイメージと違って失敗したということになります。

今回はそうならないための解説と対策をお話していきますね。

 

目次

 

  • 白髪を染める?ぼかす?2つの方法とは

白髪が気になってサロンへ行く場合白髪に対してのアプローチは大きく分けて2つです。

 

白髪染め

白髪ぼかし

 

名前は同じ白髪とつきますがこれ実は全然違います。

白髪をなんとかしたい!気になる!

と思ったときにどうなりたいのか自分にあっている方法なのか。

ここがズレていると間違いなくなりたいものには近づけないので

 

  • 白髪染めの特徴

  • 白髪染めはその名の通り白髪をしっかりと染めることを言います。
    白髪は黒い髪よりも実は固くカラーを弾きやすい性質を持っています。

    そのためある程度の明るさ以上になると色が入りません。
    カラーは明るくすればするほど色味が薄くなる代わりに明るくする力が増える仕組みになっているからですね。

    白髪に綺麗にしっかりと色を染めるためには色を濃く入れる必要があるため、メーカーによりますが9トーンから7トーンまでが限界の明るさとなります。

  • 白髪ぼかしの特徴

白髪ぼかしは白髪にはうっすら染まるくらいの色で染め、代わりに白髪以外の部分(黒い髪)をできる限り明るくして白に近づける方法です。
黒の中の白よりも白に近い明るさの中の白のほうが馴染んでくれますよね。

木を隠すのは森の中というやつです。

この場合の明るくはブリーチをしない範囲でなるべく明るくすることが多いですね。
トーンでいうと12トーンくらい。

ブリーチをした方が白に近づけますが、そこまでしなくても馴染みますし何より傷むのが嫌だという方が多いのです。

  • 白髪ぼかしハイライトとの違いに注意!

少し前にSNSで流行っていたワード【白髪ぼかしハイライト

今でもホットペッパーの検索ワードランキングみたいなやつでも上位にいたりします。

 

【白髪ぼかし】と【白髪ぼかしハイライト】は厳密に言うと別物なんです。

白髪を染めないで周りを明るくしてなじませる白髪ぼかし

白髪に近いところまでブリーチで明るくしてハイライト(部分的に明るくしてデザインを楽しむもの)を入れる。

その際にブリーチで作ったデザインなのか?白髪なのか?分からなくしちゃいましょう!というのが白髪ぼかしハイライトの理論です。

 

名前のぼかしの部分のせいなのか地味で馴染むハイライトというイメージの方が多いですけど、実際は真逆です。

結構派手な仕上がりになるんですよね。

 

人によってはただただ白髪が増えただけのように見えてしまうのは大問題です。

僕は白髪そこまでないのですが、おしゃれのつもりでハイライトを入れて実家に帰ったら母親に言われたのが

【あんたなんでそんなに白髪増えたの??】

いやもうおしゃれのつもりでやったのに白髪が増えただけのように見えるのめちゃくちゃショックじゃないですか笑

 

なので白髪ぼかしハイライトは白髪の割合によって印象がだいぶ変わります。

白髪率(黒髪の中の白髪の割合)

白髪率10%以下 白髪が急に増えた印象になる

白髪率10%〜30%以下 この割合が一番合うはず

白髪率30%〜70%以下 逆に白髪が急に増えたように見えるのでオススメしません

白髪率70%〜 もうこの量だと意味はありません

 

結局ハイライトで白髪が馴染むと言っても根元からは白髪が出てくるわけなので、ずっと染めなくていいものだと思ってやるとこれもまた注意が必要です

 

サロンに行く前に考えておくべきこと

白髪に対してどうしたいのかを決めてから来店するとイメージのズレは防げると思います。

 

同じ染めるでも【白髪染め】と【白髪ぼかし】のどちらが自分の理想に近いと感じましたか?

ここが漠然としていると例えば明るくしたいんです!となったときに

 

自分 白髪をしっかりと染められる範囲で明るくしたい

店員さん 白髪を染めないでなるべく周りを明るくして馴染ませることで目立たないようにしたい

 

これどっちのアプローチも正しくて手段とゴールが違うだけなんです。

地図を見ないでスタートするな!とよく言われるのと同じでもうく敵地をまず決めないと迷子になります。

 

白髪を染めたいのか馴染ませたいのか

 

何色にしたいかよりもまずは決めるべきはここですね。

 

  • まとめ

白髪を染めたいときの手段はこのように一つだけではありません。

自分がどうなりたいのかとその方法に対するメリットとデメリットを把握する。

 

そうすることで楽しい白髪との付き合い方を見つけられるはずですよ