小松崎こんにちは!
石岡市でお昼寝ができる
ヘッドスパを提供している
Legareの小松崎です!
シャンプー香りで選ぶのって本来の目的もズレてると思いませんか?
今朝、Threadsのフォロワーさんから『こんなDMが届きましたよ』というメッセージをいただきました。
ちょっと面白かったので、今日はその話をしていきたいと思います。
どんなDMだったのかというと、美容師さんからシャンプーをおすすめする営業DMが届いたそうなんですよね。
こんなシャンプーがあるので、よかったらどうですか?香りで選んでいただけますよ
さらに、それぞれのシャンプーの効能や効果が書いてあって、わからなかったらスタッフが一緒に考えますので、説明しますので、よろしくお願いします!
みたいな内容だったそうです。
営業DM自体は僕はやらないですけど、いろんな業界でやっていることだと思うんですよ。
ただ、僕が問題視しているのは、そのDMの文面です。
シャンプーを香りで選ぶことがアピールポイント?
どこがおかしいのかっていうと、まず『香りで選んでいただけます』という言葉が最初に来るところなんですよ。
ここが最初に来る時点で、僕は『あー……』って思うわけです。
なんでかっていうと、その美容師さんの中では、シャンプーを選ぶ基準として香りをアピールポイントにしているんだと思うんです。
それがね、え?ってなりません?
シャンプーって香りで選ぶものなのか?
確かに自分の好きな香りのシャンプーを使えば、髪の毛も好きな香りになるし、気分が上がるかもしれません。
それはわかります。
けど、香りをつけるためだったらシャンプー以外のものだってあるじゃないですか。
そもそもシャンプーって、髪の毛や頭皮の汚れを落とすものなんですよ。
どんなにいい香りのシャンプーができましたって言われても、そこじゃないと思うんです。
本来の目的は、頭皮を清潔にして状態を整えること。そのために髪の毛や頭皮についた汚れをしっかり落としましょうっていうのが、シャンプーの役割だと僕は思っています。
これは僕が思っているというか、たぶん多くの人もそう思っているはずなんですけどね。
美容師から届いたシャンプーの営業DM
今回のDMは、美容師さんから突然送られてきたものです。
別にシャンプーに困っているって相談したわけじゃないと思うんですよ。
営業DMにもいろんなやり方があると思います。
この人なら買ってくれそうだと思って送ったのかもしれないし、誰にでも同じ定型文をコピーして、手当たり次第に送っているのかもしれません。
今回どっちだったのかはわかりません。
ただ、僕だったら、その文面が送られてきても買わないですよ。
僕の場合はプロフィールにもこういう仕事をしていますって書いてあるので、美容師さんからそういうDMが届くことはまずないと思うんですけど。
そうじゃない方が『香りでシャンプーを選べますよ』って言われたら、すごく魅力的に感じるものなんですかね?
僕にはちょっとわからないんですよね。
歯磨き粉を香りでおすすめされたらどう思う?
今回DMを教えてくれたのは、たびたびPodcastにも登場してくれて、僕がブログでもお話ししている歯のプロ、歯医者さんのアンナ先生です。


その先生も、普段から僕と同じようなことを言っているんですよ。
例えば歯磨き粉があるじゃないですか。
歯磨き粉を選ぶときに、歯医者さんから
『この歯磨き粉はこんな香りがしますよ』
『これだけ種類があるので、好きな香りのものを選んでください』
って言われたらどう思います?
めちゃくちゃ怪しくないですか?
僕だったら、その時点で信頼感がなくなってしまうんですけど。
歯磨き粉を探しに来て、なんで香りで選ばなきゃいけないんだって思いません?
もちろん、口の中が好きな香りになればいいのかもしれません。
いや、歯磨き粉の場合は味なのかな?香りなのかな?どっちかわからないですけど。
嫌な味や香りよりは、好きなものの方がいいですよ。
ただ、歯磨きをする目的も、シャンプーをする目的も、香りじゃないと思うんです。
香りっていうのは、本来の目的にプラスされる付加価値というか、まず本来の役割があって、そこにプラスされる要素ですからね。
だから、そこを第一の理由にして選ぶのはそもそも選び方として違うんじゃないのかなと。
使い心地と香り、どちらのシャンプーを選びますか?
ちょっと極端な例なんですけど、こんな2つのシャンプーがあったとします。
① 使い心地は最高だけど香りが嫌いなシャンプー
頭皮や髪の毛の状態がめちゃくちゃ良くなる。自分にぴったり合っていて、手触りも良くなるし、泡立ちもめっちゃいい。
けど、香りがどうしても好きじゃない。
② 香りは最高だけど使い心地が良くないシャンプー
泡立ちもそんなに良くないし、髪の毛の手触りも良くない。
洗ってもなんだかスッキリした感じがしない。
けど、香りはめちゃくちゃいい。もう自分の好みにぴったり。
この2つだったら、皆さんどっちを選びます?
かなり極端な2つですけど、最高の使い心地のシャンプーなのか、最高の香りのシャンプーなのか。
後者を選ぶ方っているのかな?
ちょっとこれ面白そうなので、Instagramのストーリーズでアンケートを取ってみたんです。
それがこちら!


もちろん香りが嫌いなシャンプーを無理して使ってほしいという話じゃないんですよ。
ただ、香りを一番の基準にするのはどうなんだろうって思うんです。
高級なシャンプーの香りがいいから、髪にもいいとは限らない
香りだけでシャンプーを選ぶんだったら、何でもいいと思うんですよ。
安かろうが高かろうが。
もちろん、高いシャンプーには高級感のある香りがあったり、安いシャンプーには明らかに取ってつけたような香りがあったりするじゃないですか。
そういう香りの違いもあると思います。
高級感のあるシャンプーの香りが好きっていう方もいますよね。
けど、香りってある程度つけられちゃうものなんですよ。
だからこそ、そこで選ばないでほしいんです。
いい香りだから、自分の髪や頭皮にも合っているとは限らないじゃないですか。
シャンプーを綺麗に並べて売る美容室にも疑問がある
実はアンナ先生が昨日、ある美容室のシャンプーのディスプレイについて投稿していたんです。
ガラス張りの美容室で、外からシャンプーが並んでいるのが見えるんですよ。
ショーケースというか、棚にずらっと並んでいるんです。


『こんなにあるんだ』みたいな投稿だったんですけど、僕もそれにコメントしました。
確かに、ここのメーカーのシャンプーを扱うと、みんなこうなっちゃうんですよね。
シャンプーを綺麗に見せることが目標みたいな。
綺麗に見せるための棚も一緒に買えるのか、もらえるのか、セットでついてくるのかわからないですけど、みんな同じようなディスプレイを使うんです。
あれも昔からどうなんだろうなって思っていて。
僕が絶対に使いたくないと思っているシャンプーメーカーのひとつなんですけど、そこに力を入れないでって思うんですよ。
シャンプーの中身で勝負するんじゃなくて、見た目というか、飾り方というか。
外から見える『映え』ですよね。
映えを意識したシャンプーの売り方なんです。
確かに大手の大型サロンとかでも、そういうメーカーを使っているところは多いと思います。
ただ、ここは勘違いしてほしくないんですけど、僕が言いたいのは、シャンプー自体が良いとか悪いとか、そういう話じゃないんですよ。
シャンプーの中身じゃなくて、その見せ方や売り方が嫌いなんです。
全種類揃えて、これだけカラーバリエーションがあるから、こうやって飾ると綺麗ですよっていう売り方。
さらに香りがいいっていうアピールもする。
そんな美容室がめちゃくちゃ多いんですよ。
もちろん綺麗に並んでいること自体が悪いわけじゃないです。
ただ、見た目と香りだけでシャンプーを選ばないでほしいんです。
何のためのシャンプーなのかっていうのを、もっと意識してもらいたいですよね。
シャンプーの香りを嗅いだだけで選ぶのはやめてほしい
シャンプーのテスターってあるじゃないですか。
香りを嗅いで、『こっちにしようかな』『あっちにしようかな』って選ぶやつ。
その選び方だけはマジでやめてください。
本当に。
嫌な香りじゃない方がいいし、いい匂いに越したことはないですよ。
でも、香りを嗅いだだけで、自分に合うシャンプーがわかるわけじゃないじゃないですか。
シャンプー選びで悩んでいる人が、見た目や香りだけを頼りに選んでいる限り、悩みが解決しないことだってあると思うんです。
僕が思うシャンプーの選び方は、そうじゃないんですよ。
まず、頭皮の状態や髪の毛の状態を一緒に見てもらう。
プロの担当の方に確認してもらって、『今、こんな悩みがありますか?』って話をする。
『自分はこうなりたいんです』『じゃあ、ここをこうしていきましょう』
その結果として、『だから、このシャンプーがいいですよ』っていう流れのはずなんです。
いきなり商品の話じゃないんですよ。
シャンプーを変える前に、洗い方を確認していますか?
さらに言えば、シャンプーを選ぶ前の段階もあると思うんです。
『シャンプーって、いつもどうやってやっていますか?』
まず、そこじゃないですか。
普段どうやって洗っているのかを聞いて、『じゃあ、ここはこうしてみましょう』っていう、やり方の改善をする。
それをやった上で、本当に自分に合っているシャンプーが見つかるはずなんですよね。
例えば、『シャンプーの泡が立たないんです』って悩んでいる人がいたとします。
そこでいきなり『じゃあ、このシャンプーに変えてみましょう』っていうのもよくあるそうなんですけど。
それだっておかしいじゃないですか。
『じゃあ、いつもどうやって使っていますか?』っていう話から進みません?
泡が立たない原因が、必ずしもシャンプーそのものにあるとは限らないですよね。
使い方の問題かもしれない。
洗う前のすすぎが足りないのかもしれない。
そういうことを確認しないまま商品を変えたところで、同じ悩みを繰り返すかもしれないじゃないですか。
だから僕は、シャンプーそのものを変える前に、まず使い方を見直すことが大切だと思っています。
歯磨き粉もシャンプーも、商品を変える前に聞くことがある
歯磨きの話だって同じですよ。
『この歯磨き粉が合わなくて、磨いてもスッキリしないんですよね』『ちゃんと汚れが取れた気がしなくて』
そういう相談があったときに、いきなり別の歯磨き粉をおすすめするんですかね?
僕だったら、まず『いつもどうやって磨いていますか?』っていう話になると思うんです。
どんな歯ブラシを使っているのか。
なんでその歯ブラシを選んだのか。
どういう磨き方をしているのか。
そういう話にならないのかなって思うんですよ。
今の歯磨き粉が嫌だから、じゃあこっちの歯磨き粉にしましょうか。
それって、その間に必要なことが抜けてるじゃんっていうね。
シャンプーも同じなんです。
悩みを聞いて、今の状態を確認して、普段の使い方を確認する。
そこを全部飛ばして、『この香りはどうですか?』っていう話になるのは、僕には理解できないんですよ。
美容師の仕事はシャンプーを売ることだけじゃない
今回のDMを見て、僕が一番気になったのはここなんです。
シャンプーに困っている人に対して、まず香りの話から始めること。
そこじゃないだろうって思うんです。
シャンプーの使い方や髪の毛の状態を確認しないまま、商品だけをおすすめする。
それって、僕からすると責任放棄というか、職務放棄に近いと思うんですよね。
もちろん、シャンプーを販売することが悪いと言っているわけじゃありません。
お客様の悩みを解決するために必要な商品だったら、おすすめすればいいと思うんです。
ただ、商品を売ることが先なのか、お客様の悩みを解決することが先なのか。
そこは大きな違いだと思っています。
同じ美容師という仕事をしていても、同じような志や考え方でやっている人って、意外と少ないんですよね。
僕はやっぱり、同じ方向を向いている方と仕事をする方が楽しいですし、同じような考え方の方に、同じような悩みを持っているお客様が巡り合ってくれたらいいなと思っています。
本当に自分に合うシャンプーを選んでほしい
香りって、すごくわかりやすい要素だと思います。
嗅いだ瞬間に好きか嫌いかがわかるし、見た目が綺麗なボトルだったら、それだけで欲しくなることもあると思うんですよ。
でも、それだけで選ばせるっていうことは、僕はあってはいけないと思っています。
本当に大切なのは、その人の髪の毛や頭皮がどういう状態なのか。
何に困っていて、どうなりたいのか。
そして、普段どんなふうにシャンプーをしているのか。
そこを知った上で、必要なものを選んでいくことだと思うんです。
好きな香りを楽しむのは、その後でもいいじゃないですか。
もし今、シャンプー選びに悩んでいる方がいたら、まずは自分の髪の毛や頭皮の状態と、普段のシャンプーのやり方を見直してみてください。
それでも自分に合うものがわからなかったら、担当の美容師さんや理容師さんに相談してみてほしいです。
香りがいいから、見た目が綺麗だから、有名なメーカーだから。
それだけで決めるんじゃなくて、何のためにシャンプーを使うのか。
そこを忘れないでほしいなと思います。
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